PS3のYLODの原因とその対策


(※元々が2012年12月に書いた記事ですので現在とは状況が異なる部分もあり、
加筆修正をしております。)

PS3の故障で一番多いのはYLOD(Yellow Ling Of Death)と言われる症状で、

電源ボタンを押すとランプが赤→緑→黄色→赤点滅となり起動しない状態のことです。


この故障はメイン基盤とチップを留めているハンダが収縮を繰り返すことで

割れてしまうことが原因です。

初期型のPS3は非常に高温になりますので、稼働中の高温と電源を切って冷えた時との

温度差が収縮の理由と言われています。


これはXbox360のRLOD(Red Ling Of Death)と同じですね。

Xboxの場合はメーカーが不具合と認めたため3年間の無料保証となっていましたが、

SONYはそう認めていないので1年間の保証期間を過ぎれば有料です。


SONYの公式修理では基盤交換の修理となりますので費用は¥16,800となり

修理の受付から返却までは2週間から1ヶ月はかかるようようです。

(最近は¥12,800にて基板交換という例もあるということです)


2014年4月に初期型モデルの2機種

  • CECH-A00 60GB
  • CECH-B00 20GB
2014年7月には
  • CECH-H00 40GB
  • CECH-Q00 160GB
の計4モデルはサポートが終了し、メーカーでの修理は出来ずジャンクマンを含め
修理業者での修理がメインとなっているのが現在の状況です。


通常、本体が起動している間はHDD内のセーブデータと写真や音楽、動画といったデータは外付けの機器にコピーが可能ですが、YLODの場合は突然、起動不可能になってしまうのでバックアップを事前に取らない限り対処のしようがありません。


起動が出来ないのなら本体からHDDを抜き取り、他のPS3に差してそこからUSBメモリなどに移そう、と考えるかもしれません。

ですが、厄介なことにそう上手くいきません。


理由をざっくり説明すると、PS3の本体基板とHDDは一対一の関係にあるので

他のPS3のHDDを差すとそのHDDの中のデータを全て消去して新たなHDDとして

本体と紐付くことになります。


ですので、もし友人のPS3に差して、そのままフォーマットを行うと

自分のHDDのデータが全て消え、おまけに友人も全てのデータを

失うことになってしまいます。


HDDをPCと接続してデータをコピーし、PCから外付け機器にへコピー

戻ってきたPS3と外付け機器を接続して復旧させるという方法はありますが、

それにはHDDケースが必要ですし、非常に手間がかかるのと確実にできるかは

わかりません。

(※上記の方法ではデータの復旧は不可能でした。

PS3の内蔵用として使っていたHDDのデータは暗号化されているため、通常のフォーマット(FAT32など)に書き込みをすることが出来ません。)


また、ゲームのやり込み要素であるトロフィー情報はPSNにログインしてオンラインで同期をしておかないと更新されないため、ネットに接続していない状態で獲得したトロフィーは故障してしまうと消えてしまうことになります。


ですので、突然YLODの故障に見舞われた場合は

・セーブデータは全て消える

・動画、音楽、写真も全て消える

・トロフィーも消える(同期してない場合)

・Torneの録画番組も消える(外付けHDDに録画していても同じ)


という覚悟が必要となってしまいます。

巷ではドライヤーによる一時的な応急処置が有効とされていますが、正直に言うと
これは応急処置にしては直る確率が低く、仮にそれで復旧しない場合はジャンクマンの修理でも直る確率が低くなってしまいます。

手軽に出来るとは言え、大事なデータにそこまでリスクをかけて良いものかと言われるとうーんとなってしまいます。

その理由に関しては別記事にて書いておりますのでドライヤーでの処置を考えている方はまずご覧頂ければと思います。


そもそもYLODにならなければ上記のような心配をすることは無いので、それを避けるにはどうすればいいか、ということが一番重要かと思います。

故障の原因は熱暴走→急速な冷却のループとされていますので、これを避けることです。

以下はすぐに出来る対策かと思います。


・PS3の周り(特に排気部分の近く)にモノを置かない

・周りに十分な空間を確保する(TV台の下などに置かない)

・できるだけ縦置きする

・横置きの場合は金属ラックの上など、地面と接しないように置く

・長時間の連続使用を避ける


これぐらいではないでしょうか。

プラスの要素として、「冷却ファンを使う」というものもあります。

中でもDeepcool N1という製品はオススメです。(ドスパラさんの回し者ではありませんよ・・・w)

USB接続して台の上にPS3を置くだけですが、結構な冷却効果があります。

ファンの音量が最大だった本体もかなりマシになりました。

ですので、ファンの音量が大きくて気になるという方にも良いかもしれません。


色々な方法でYLODを防ごうという試みはした方が良いとは思いますが、

対策を十分にしてもYLODになるものはなります。

買って1ヶ月でなったという人もいます。

逆に、特に何もしないけど全くならないということもありますが・・・・

その辺は個体差というか、正直「運」みたいなところが大きいです。

万が一、YLODになった場合は初期型では、「SONYに修理を頼む」「修理業者に依頼する」ということになりますが、

費用や掛かる時間、それに対応なども様々では無いかと思います。

ジャンクマンにもたまに問い合わせがあったりするのですが、詐欺まがいの業者も
存在しているということらしいです。

安価で修理の依頼を受け付けて、「復旧できなかった」として勝手に本体を処分されその代わりに新型が送られてきたり、ひどい場合は受取後に全く音沙汰が無く本体を取られてしまったというケースもあるようです。


私たちジャンクマンは決して安価とは言えない修理料金ですが
  • 正式依頼の前に明確に料金のご案内(もし追加の作業や部品が必要で費用がかかる場合はその時点でお伝えし、どうされるかをご判断頂いております)
  • 修理品の受取時にはご連絡
  • 万一、復旧できなかった場合は返送(処分を希望される場合は処分も承ります)
  • 基本的に復旧できなかった場合の修理料金は0円(分解歴やドライヤー処置歴のある場合は除きます)

ということを徹底しています。

詳しくはHPをご覧になり、メーカーの修理と比べた上で選んで頂ければと思っております。

PS3修理専門店のジャンクマン

ドライヤーによるYLOD修理について

おかげさまで「YLODの原因とその対策」という記事が多くの方の目に触れているみたいですので、そこで書いていなかった「ドライヤー修理」についてジャンクマン的にはどう思うのかお伝えしたいと思います。


ドライヤー修理というのはYLODの簡易的な修理方法として有名です。
本体背面の通風口からドライヤーを当ててハンダクラックの原因となっている部分のハンダを溶かして、再度固まったら起動、というやつです。

Googleで「YLOD」と検索するとサジェストで出てくるので相当な人が検索しているのではないかと思います。

結論から言いますと、ほとんど直らない上にその後の修理での復旧確率が低くなるのでおすすめしません。

本来、全て分解し基板がむき出しになった状態でヒートガンやオーブン、リワークステーションと呼ばれる機械など様々な方法でチップ部分に熱を与えるというのが修理業者での作業となります。

ハンダが溶ける温度は大体200℃~300℃ですので、その温度以上の熱を与え続けなければハンダの再結合がうまくいきません。

ドライヤーは髪を乾かすものなのでそこまでの高温は出せません。

Q01.温風の温度は何度くらいですか?
A01.
一般的には100~110度程度です。
なおJIS(日本工業規格)の規定では、室温が30度で吹き出し口から3センチメートルのところの温度が140度以下と決められています。 
Panasonic お客様サポートより引用 
上記の通り、100℃前後しか熱が出ないのにハンダを溶かすことはできません。せいぜい温めるぐらいのレベルにしかならないでしょう。

YLODになったといってもかなり初期の状態であればそれで起動が出来る事もあるのかもしれませんが、レアケースだと思います。

ぬるま湯でカップラーメンを作るようなものですので、おいしくはありません。

これが第一の理由です。「温度が足りないので直りません」ということです。

二つ目に「(業者での)修理の復旧確率が低くなる」ということについてですが、これは基板の熱を与えてはいけない部分に熱が入ったり、通風口からドライヤーを当てた時に外装が溶けたり歪んだりして分解や組み立てが出来ないのが理由です。

最初の話でも触れた通り、通常は基板むき出しの状態で熱を与える修理を行いますが問題になっているチップ部分以外は熱を与える必要はありません。というか与えるとダメです。

基板には様々な部品があり、ハンダのように高温で溶けるものばかりではないため、
高温すぎて部品が溶ける、壊れるということも起こり得ます。

通常の修理では基板の真上、つまり直角に熱を与えますが通風口から熱を入れるドライヤー修理では基板と平行に熱が入るので狙った部分にピンポイントで、というのが不可能です。

結果として、他の箇所が壊れてしまう、しかもその部分は部品がないと対応出来ないということになりますので弊社での修理では復旧できないということもあります。

また、外装はプラスチックですのでそれが歪んだり溶けたりすると分解作業が出来なかったり、無理に外したとしても再度の組み立てが出来なかったりします。

新たな外装を用意するとなると余計に費用が掛かるので結果として高く付くということにもなりかねません。

どこの家にもあるドライヤーでの修理というのは一見試してみる価値がありそうなものですが、よくよく考えるとそれで直ればジャンクマンは存在していませんよねw

試すのは簡単ですが修理できない状態になってしまうとデータが二度と戻ってきませんので、そこはグッと我慢して修理業者にお任せして頂ければと思います。

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ゲームディスクを売るだけでは儲からない?


(※非常に懐かしいながら中々内容のある記事を見つけましたので再掲です。)

 

ジャンク品、中古ゲーム機買取、PS3修理のジャンクマンです。 

PS3 故障修理、YLOD、ディスク修理はジャンクマンに。

こんにちは。ジャンクマン2号です。かなりの間が空いてしまいましたね。
11月、12月と年の暮れが近づくにつれて修理のご依頼が増え、
今までに無いくらいのペースで作業を行なっておりました。

2012年はブログやTwitterの更新頻度を上げていこうと思いますので、
今後ともよろしくお願い致します。

私の年末年始はゲームに始まり、ゲームに終わるというような感じでしたw

基本的には「MW3」と「Skyrim」の2つをやっていましたが、やはりフレンドが
オンラインだとついつい一緒にやってしまうということで、圧倒的にMW3を
プレイする頻度が多かったです。

やはり超有名なタイトルとあって、発売後も様々な意見が出ていますが私は
非常に好意的というか、面白いなぁという意見を持っています。

フレンドとやっているというのも大きな要因かと思いますがw

もちろん、ゲームバランス的に「これはおかしいだろ!」っていうのも沢山あるんですが
今回は運営側がユーザー側の意見を活発に取り入れて修正やらをしてくれるのが
嬉しいです。

Robert Bowling氏のTwitterを見ると分かりますが、ユーザーの意見に対して
返信とどんな対応をするかということが明確にされています。

特にMW2で猛威を振るったチートに対しては非常に厳しい処置がされており
ブースト行為(俗に言う談合)もきっちり処罰されるということです。



チート行為に遭遇するとやる気を無くすので、こういう対処は嬉しい限りです。

ゲームバランスを整えるため、既にいくつかの武器に修正がされています。

特にFMGアキンボは凶悪すぎて一度修正されましたが、それでもまだ凶悪的な
強さは健在ということで恐らくもう一度修正が入るようです。

他にもひどいリスポーンだったり、シアターのエラー、昨日あたりから起こっている
ランキングの表示バグと問題は多いんですが、私はBOやMW2に戻るということは
考えてません。

何より、これからDLCが本格的に出てくるので、それらに非常に期待していますし
Cod Eliteもモバイルアプリが登場したりと使い勝手が上がっていてすごいな!と。

DLCはXbox360(Elite有料会員)>PS3(Elite有料会員)>Xbox360(一般)>PS3(一般)
とPS3の冷遇さは相変わらず、加えて日本語字幕、吹替版は共にElite、DLCに関して
何の発表もないのでスクエニは何をしてるんだ!と思ってしまいます。

これまでも海外版と国内版のパッチの配布時期が違って隔離されたり、
発売時には国内版のフォントがひどすぎてスコアとレベルが被ってるだとか、
「仕事しろよ・・・」と思うことが多々ありました。
(なので私は国内版を買ったその日に売り、海外版でやっています)

やっとここで記事のタイトルの話になるんですがw

ゲーム自体ももちろん売れているんですが、Cod EliteというCODユーザー
だけのSNSを作り、有料会員には優先的なDLC配布や他の特典ををつける
という手法でさらに売上を伸ばしているようです。


既に500万人以上は有料会員となっており、年間で大体5,000円のパッケージ
なので、それだけで数百億円の売上ということになります。

日本でももちろん、DLC販売で売上を伸ばすという方法はされていましたが
「ソフト自体が不完全で、それをDLCで補完している」、「完全版商法」
と言われる例もあります。



ダークソウルもバグやフリーズは結構ひどかったみたいですが、やはり内容が
面白いということであれば、その不満も軽減されますよね。
(ダークソウルはDLCは恐らく無かったと思いますが)

 

まずは魅力的な内容の商品を作り、上手く宣伝し、その売上を伸ばすということ、
それに加えてユーザーにさらに何かを提供し、お金を払ってもらうというのは、
ゲームに限らずこれまで商品そのものを売るだけで成り立っていたもの全てが
これから目指す流れになると思います。(既になっていますがw)

MW3に戻ると、国内版はスクエニが発売をしていますが先程のパッチの件も
そうですがElite、DLCに関して何もアナウンスが無いというのはユーザーを
軽視しすぎでは、と思ってしまいます。

恐らく国内版(字幕・吹替)のセールスは30万本程度はあると思いますが
海外版の比率をそのまま当てはめると5~6人に一人、5〜6万人はEliteの
有料会員になるという予想ができるんじゃないかと思います。

既に出来上がっているものを日本語にするのもコストが合わないんでしょうかね?

スクエニは開発には携わっていませんので、大した取り分がないからなのかも
しれませんが、これではやる気が無いと思わざるを得ません。

繰り返しになりますが、国内版のあのフォントはひどいですよ・・・・

私はEliteには登録しており、日本のアカウントを紐付けていますが
今回のDLCが北米アカウントで買ったものでも適用できるなら有料会員
になろうかと思っています。

その辺りは人柱待ちということですので、追って続報をお伝えしますね。

先にXbox360版なので、PS3版は3月になったりするのかもしれませんw

というわけで、今回は主にMW3の話題でした。

それではまた。